書籍のご案内
野村緑 著
おかあさんのモンテッソーリ
当園の野村緑副園長の著作。
聖アンナこどもの家の1年間の流れが時系列に紹介され、行事の様子やこどもたちのお仕事の詳細が豊富なエピソードとともに記されています。聖アンナこどものいえでの園生活や、忠実なモンテッソーリ教育の実践園での園生活について知りたい方にうってつけの1冊です。
また題名となっている『お母さんのモンテッソーリ』の通り、母親としてどのようにこどもに接し、見守っていけばよいのかを、長年に渡ってモンテッソーリ教育の現場に携わっている副園長の視点で、具体的にわかりやすく書かれています。モンテッソーリ教育を目指す母親のバイブルとなる1冊です。
(1995年4月発刊)
野村緑 著
自分で考えて生きる力が育つ 12歳までのモンテッソーリ子育て
モンテッソーリ教育って、なんだか難しそう……、そう感じている方もいるでしょう。たしかに、専門的な教育を受けた教師がやるような本格的な活動を、家庭で再現するのは難しいかもしれません。でも、モンテッソーリ教育の始祖であるマリア・モンテッソーリの子ども観や、彼女の残したアプローチの中には、子どもをもつ親にとって役に立つことがたくさんあります。
モンテッソーリ教育は教える側の負担が大きくて大変、という印象もあるかもしれませんが、モンテッソーリの子どもの見方を知ることで、おうちの方はむしろ楽になり、子どもと過ごすことがもっと楽しくなるのではないかと、私は思っています。
また、モンテッソーリ教育においては乳幼児期の働きかけが重要とされていますが、学童期もまた大事な学びの時期です。国内ではまだ情報が少ない、小学生の子ども向けの活動を紹介しているのも、この本の特長です。
(2018年6月発刊)
松本静子 著
モンテッソーリアンと生きる
当園園長の1995年に出された最初の著作です。現在までAMI認定教師を約2000人養成してきた園長が自身とモンテッソーリ教育との出会いから、イタリアへ渡り素晴らしい恩師や仲間に出会い学んだ過程、モンテッソーリ教育に一生を捧げると決意して教師養成に励み、たくさんのモンテッソーリアンを生み、共に歩んできた様子が記されています。
マリア・モンテッソーリ先生の愛弟子、パオリーニ先生から直接指導を受けた園長だからこそ伝えられる、教師に大切なことはただメソッドを伝えることではなく、子供が心から尊敬し慕うような温かい人間性であり、愛情に支えられてこそ、モンテッソーリ理論も力を発揮し、それこそが平和な社会を築く人間を育成することにつながる、というモンテッソーリ教育の本質を保育者、学生、親、へ余すことなく伝えようと試みた1冊です。
(1995年8月発刊)
スーザン・M・スティーブンソン 著
デチタ でチた できた!
著者は0~3歳、3~6歳、6歳~12歳のAMI教師資格を持つスーザン・メイクリン・スティーブンソン。この本は主に0歳~3歳のお子さんを持つご両親を対象に子どもにとって真に優れた環境とは?0歳からの子どもの発達、どんな要求を子どもは持っているのか、大人はどう接したらいいのか、など具体的に紹介されています。玩具もなぜそれがその時期の赤ちゃんにとっていいのかが解説され、重要なことは与える物が何か、だけではなく「いつ」与えるか、であることがわかります。育児情報が溢れる時代に0歳からって本当は何をしてあげたらいいの?と悩む方におすすめです。小さなお子さまを持つご両親はもちろんのこと、0歳から3歳のお子さんに接している保育者の方、妊娠中の方、妊娠された方へのプレゼントにも最適です。
(2011年1月発刊)
原作 相良敦子 漫画 あべようこ
マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!
著者は当園の母体である「東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター」の講師も務める相良敦子氏です。
この本はモンテッソーリ教育の理論をわかりやすく例を使って紹介し、この教育独自の言葉である「敏感期」とはどのようなものなのか紹介されています。大人が「子どもを見る」ための基礎知識、「モンテッソーリ教育で子どもが変わる」とは?また、この教育で獲得できる生涯教育の土台と成果などが平易な言葉で解説されています。
幼稚園での事例や家庭での事例も紹介され、それまであまりなかった母親向けのモンテッソーリ教育入門書として発売当時から長く愛読されています。
『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』の相良敦子氏の著作を、漫画家のあべようこさんが漫画化したものです。
(2018年6月発刊)
相良敦子 著
お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
著者は『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』と同じく相良敦子氏です。この本は「お母さん」がモンテッソーリ教育を知りたい、と思ったときに理解する手助けになるようにという思いから書かれました。母親(両親)が「敏感期」というものを知ることによって、子どもを見る目が変わり、それが「子育てが「楽しくてたまらない」か、「つまらない」かを分けるカギにもなります。」と著者は語っています。
主に母親からの具体的な問いに答えるQ&A形式の中で母親の悩みや工夫が紹介されていて、子どもの行動が持つ意味を「敏感期」というキーワードで著者が語ることで、自然にモンテッソーリ教育の理解を深める手助けになります。必ず一つは「あ!うちの子にも!」と思い当たる質問があり、読みやすい本になっています。
(単行本1994年1月発刊)
(文庫化2007年8月)